とも博物館コレクション 
              写真をクリックすると拡大写真が見れます

コレクションNO1 作者名:「後藤程乗」極め「後藤光美(真乗)」
           釣具図小柄(浦島留守模様) 江戸時代

            日本美術刀剣保存協会 保存刀装具指定品

後藤程乗、後藤四郎兵衛本家9代目慶長8年(1603年)〜寛文13年(1673年)は、
加賀藩前田家から兼六園の敷地に屋敷を与えられそこで作品を作成しました。
金工の名門後藤家は、初代祐乗が室町時代に足利義政の側に仕え
4代目光乗は織田信長、5代目徳乗は、豊臣秀吉・徳川家康のお抱えとなり、
宗家は代々時の名家に金工として召抱えられ17代まで続きました。
この小柄は、宗家15代目真乗(光美) 安永9年(1780年)〜天保14年(1843年)が
9代目程乗の作った作品と鑑定した上で極め鏨と裏に本花押で銘を彫っています。
後藤家の作った刀装具は、大名が直接召抱えていたことと
当時やそののちでも大判金で何枚〜何十枚の価格がしたため
(大判金1枚が小判10両の価値)
江戸時代の前半1両が現代の10万円前後の時代で
100両の価値があるものを刀につけるというのは
一般の武士では、なかなかできない高価な刀装具でした。
ちなみに写真の小柄とは刀の鞘の横につける小刀の柄になる部分です。

コレクションNO2 作者名:「細野惣左衛門政守」 
           乗合引舟図鍔 江戸時代(元禄)
           
日本美術刀剣保存協会 保存刀装具指定品
           


細野惣左衛門政守は、江戸時代の元禄頃、京都二条小川町に住んでいた金工で
京都の風景や人物などを、細密な毛彫り平象嵌の工法で
鍔や小柄を作るのが特徴でここまで緻密に細かく毛彫りで彫る金工は、
他にあまり見ない
鍔自体が遠近感雰囲気等一枚の絵として見ても十分よいものだと思う
財閥住友家がコレクションしていた刀装具の中にも細野政守の作品があり
現在は、住友コレクション泉屋博古館に収蔵されているほどの名工である。
本品は、京都近郊の川船着場の風景で
表に船に乗る人と景色、裏に船を引く人が彫られている


コレクションNO3  作者名:「喜多川秀典」 
            観漠図縁頭 江戸時代(文禄)
            
日本美術刀剣保存協会 特別貴重小道具指定品
 
   

喜多川秀典は、江州彦根の人で、
喜多川秀典→喜多川宗典→藻柄子宗典(そうへいしそうてん)の
順で銘を変えている。
武者や仙人を肉彫地透かしにした象嵌色絵のものが多く
現代での評価人気がすごく高いが、ほとんどが藻柄子宗典を名乗ってからの
量産品で入念作が少ない。
この縁頭(刀の持つところの後ろにつけるもの)は、
藻柄子宗典がまだ喜多川秀典を名乗っていた頃の入念作品で
写真は拡大してあるが実物はたった3センチほどの赤銅であり
これだけ細かく彫り象嵌を施すのは、
かなりの技術である。図柄も優美で大変希少価値が高い
本品は、滝の麓で滝見と花見をしながら重箱を開けようとしている
老男女ののどかな風景図である


コレクションNO4  作者名「記内」  
            龍透かし鍔 江戸時代後半


記内は、越前の国の金工で、銘に越前記内と彫るものが多く、
幕末の6代まで続いた名工一派の一つである
特に「龍の記内」と呼ばれるほど龍をモチーフとした鍔に評価が高く、
他にも草花、貝殻、葵紋などの形も多い
この鍔は、龍の彫り方から見ると荒さや彫りの深さも浅いこと
龍の姿から初代・2代目記内とはだいぶ特徴が異なる
しかし龍の透かしであること、波打つ胴、鱗の一枚一枚までリアルに
表現されている技術の高さから
幕末頃5代6代頃の記内鍔なのかもしれないが詳細は不明


コレクションNO5  作者名「一信・正之・光利・利久」  
            4銘金工合作鍔


この鍔は、一信・正之・光利・利久と4人の金工が
各々の特徴ある彫り方を一枚の鍔に彫り銘を切っている
この鍔の作者4名がどの金工一派の人達なのかわからない
きっと修行中の若い金工達がお互いの作品を一枚の鍔に彫り
技術と友情を確かめ合ったのではないかと勝手に想像している。
2名による合作の作品は稀にあるが一枚の鍔に
4名もの金工が彫金しているのは、大変めずらしい


コレクションN06  大正ガラス 鱗紋ビロード足氷コップ


大正時代の氷コップをいくつかもっているが、これは模様もサイズも一番バランスがよく
また90年の時間や地震・戦争を越えて欠け一つない本物完品の大正ガラスである。
昔の裕福な人は、このようなガラスにかき氷やアイスを入れて食べていたのです。
今見ても斬新なデザインと美しさでこの模様を機械ではなく
職人がガラス工房で吹いて作っていたのがすごい

コレクションN07  ウランガラス


大正末期から現代までのウランガラスの器である。
現代までといっても海外ではいまだ生産されているが
日本では大正末期から昭和初期までしかほとんど生産されていない。
ウランガラスの特徴は、緑色もしくは青色のガラスで、
なんと!放射性物質のウランを含んでいることである
しかしもちろん人体に影響が出るほどのウランは含まれていないが
ウランが含まれている証拠に、暗い場所でガラスに紫外線を当てると
妖しく美しく発光しはじめる
日本では、アルフィーの坂崎さんがコレクターとして有名である。